東京海上日動あんしん生命のこども保険
東京海上日動あんしん生命のこども保険は一般的に保障型の学資保険プランの構成になっていて、育英年金も最初から付いています。
ですので、金額を追加して特約に入る必要なく、育英年金も手に入ります。
さすがに育英年金付きのプランで、しかも保障型の形態ですので元本割れする可能性も否定することができません。
けれどもそのままの状態でも、災害死亡保険金などの保障もいくつかついてくるので、比較的割安感を感じられるプランとも言えます。
この保険は22歳満期で18歳時に払い込み満了の形をとっています。
しかし、養育年金は22歳まで支払われる形になっているのも特徴の一つです。
また、5年ごとに契約者配当が出れば、それも受け取れます。
これもまた特徴の一つと言っていいでしょう。
被保険者が死亡した場合や重度の障害が起きた場合は、その原因によって給付される金額が変わってきます。
災害、または感染症で死亡した場合は、上で挙げた災害死亡保険金が支払われます。
その金額は基準祝い金額の200%になります。
また、その他の事由で死亡した場合は一定の死亡給付金が支払われます。
そのほか、加入するための被保険者の年齢制限は0歳?9歳までとなっており、このあたりは他の保険と比較しても一般的と言えるでしょう。
祝い金を受け取れることができるのも、小学校入学時、中学校入学時、高校入学時、大学入学時に設定されており、ここも他の保険と比べても大差はありません。
損保ジャパンの学資保険
それでは最後に、損保ジャパンひまわり生命の学資保険である「こども保険・ともだちくらぶ」を紹介したいと思います。
この学資保険は18歳満期のものと、22歳満期のものの2種類が用意されていて、18歳満期のプランは通信販売専用、22歳満期のプランは対面形式の販売用の商品としてわかれています。
18歳満期のプランではあらかじめ固定された4つのプランからどれかを選ぶ形になります。
それぞれのプランの差は、祝い金の金額であったり、保障の内容(通院・入院の保障があるかどうか)の違い、また一時金(お見舞い金)や養育年金の金額の違いなどです。
月々の保険料は、2006年度の調べでは親が30歳で子供が0歳の男子であった場合、およそ3734円?9446円で、比較的安く済みますが、その分掛け捨てになっている部分が大きい(何も起こらなかった場合は返戻率が53%?68%)ので、一般的に保障型のプランの学資保険を探している人向けのものと言えるでしょう。
22歳満期のほうも保障型ですが内容がかなり違ってきます。
22歳満期のほうはプランが一つだけで、それ以外は入院時などの特約を付加できるようになっているという、保障型のプランとしては非常にスタンダードなものです。
またこちらのプランは養育年金を付けるかどうかを決めることもできます。
どちらとも、それぞれに個性が見て取れるプランと言えますが、どちらも自由度が高く、保障型でかなりいろいろなパターンの組み合わせができるところは共通しています。
それぞれをよく比較して検討してみてください。
大同生命のこども保険
大同生命の育英年金月こども保険、学資保険「み・ら・い」は名前の通り、特約なしでも育英年金が最初からついているのが特徴です。
プランとしては保障型プランになっており、満期が22歳ではなく20歳になっているのも特徴と言えるでしょう。
また、子供が死亡した場合、災害によって死亡したのか、それ以外のことが原因で死亡したかによって給付金が異なり、災害時の死亡給付金は保険金と同額支払われます。
それ以外のことが原因で死亡した場合は通常の死亡給付金が支払われます。
そのほかにも、「先付給付金」という制度があります。
これは所定の日以後に受取人から請求があった場合、所定の金額を受け取れる制度です。
他の特徴として、この学資保険には特約がありません。
非常に珍しいプランですが、その分シンプルです。
これをメリットととらえるとすると、シンプルな分、プランの方針が立てやすく、またわずらわしい契約の金額の計算からまぬがれることができるという点が考えられます。
もしデメリットととらえるなら、特約がない分、自分の理想に合ったプランをたてることができない場合があることです。
また、パンフレットを請求すると見積もりを一緒に取ってもらえるので非常に便利です。
加入するための被保険者の年齢制限は0歳?8歳と、他の学資保険と比べても比較的せまく設定されています。
選択肢が狭いのが難点ではありますが、シンプルな保障型のプランを検討している場合は、他のプランと比較しても魅力的に感じられるかもしれません。
朝日生命のこども保険
朝日生命のこども保険は「新こども保険『えくぼ・ゆめ』」という名前のものがあります。
この学資保険のプランもそれぞれⅠ型とⅡ型に分かれています。
それぞれ、Ⅰ型が「えくぼ」、Ⅱ型が「ゆめ」という名前です。
二つの違いは、育英年金がついているかいないかで、付いているものが「えくぼ」、付いていないプランが「ゆめ」となっています。
どちらのプランにせよ、全体的に保障型のプランになっていて、育英年金のついていない「ゆめ」で特約を付けないようにしても、元本割れの可能性が出てきてしまいます。
したがって貯蓄や、学資金の運用を考えている方にはあまり向いていないプランになっています。
しかし保障面は一通り充実しているので、保障型で充実した保障を求めている方にはおすすめできるプランです。
また、祝い金の受け取り回数も比較的多めで、5回~6回になっています。
加入するための被保険者の年齢制限は0歳から6歳となっているので、注意しましょう。
契約者に万一のことがあった場合の保障は、育英年金がもらえるかどうかで差がでますが、それ以外は「えくぼ」も「ゆめ」もほぼ同じです。
また被契約者に万一のことがあった場合には、死亡給付金が支払われます。
その他様々な特約があるので、この学資保険もやはり充実した保障と、特約によるオプションが魅力です。
従って特に特約などが必要ない場合は、極端な話ですが他の保険と十分比較して考えたほうがよいと思われます。
JA共済の学資保険
JA共済にはこども共済ではありますが、こくみん共済や県民共済、生協共済らとは異なり、教育資金を作るための面も兼ね備えた、通常の学資保険に近い形のものが用意されています。
そういった点で、他の共済に比べると独自のこども共済であるといえるでしょう。
なお、JA共済ではあるのですが、一般の家庭でも加入することが可能です。
農家の家庭専用の共済というわけではありません。
では、この共済の特徴はというと、通常のこども共済である「にじ」と、被保険者である子供が死亡した場合の死亡給付金が「にじ」より高く設定されている「えがお」という二つのプランに分かれていて、選択肢の幅が広がっている点が一つ挙げられます。
またJA共済のこども共済は入学祝い金の受け取り回数が多い学資保険であるといった面もあります。
通常ですと、入学祝い金は高校入学時の15歳、大学入学時の18歳の2回だけである学資保険が多いのですが、このJA共済のこども共済は幼稚園入園時の3歳、小学校入学時の5歳のときにも入学祝い金が受け取れるというプランになっているのです。
保障の面では、契約者に万一のことがあった場合に、満期になるまで毎年、「養育年金」を受け取れるプランもあります。
特約での保険も充実しています。
医療面の特約や、災害対策の特約などが各種そろっていて、万一のことがあった場合の保障面を手厚くすることもできます。
様々な保障という点で、他の学資保険と比較しても充実しています。
住友生命の学資保険② スミセイのすくすく保険
「スミセイのすくすく保険」の返戻率は標準プランと貯蓄プランでかなり差があります。
標準プランですと保障型のプランなのでどうしても元本割れの可能性がつきまとってしまいますが、貯蓄プランですとおよそ101%?110%と比較的高い数字になっています。
この101%~110%の幅は、どういう設計にするかで変動してきます。
一番返戻率が高いと思われるプランが「貯蓄プラン」の加入時期0歳・満期22歳で払込満了が12歳のパターンのときで、特約を一切付加しない場合ですと110%くらいの高い返戻率になるようです。
またこの学資保険が他の学資保険と異なる点として、契約者に万一のことがあった場合に、養育年金を受け取れるかどうか、重度の障害が起きたときに介護が必要になった場合、その後の保険料が払い込み免除になるかどうかは特約(保険契約者介護保険料払い込み免除)扱いになっています。
ですので通常の学資保険では基本的に付いてくる、「契約者に万一のことがあった場合のその後の保険料免除」は特約扱いになっているので、その点では注意が必要です。
標準プランですと、入院・手術・通院補償などのさまざまな特約を付けることができます。
特約を多くつけると保障は手厚くなりますが、当然支払保険料の総額が高くなるので、そこが難点と言えるかもしれません。
ただ、以前当サイトで書いたとおり、保障型の学資保険は元本割れすることが多いので、これほどの特約による保障の充実さを考えれば、他の生命保険などに加入していない場合は、比較すれば安く済むこともありえます。
しかも特約として保障が付けられるということは、契約者が必要な保障を選んで付けられるということですので、余分な保障を外して、必要最低限の保障だけを選ぶことができます。
ですので、特約の種類が豊富なことはメリットととらえることもできます。
住友生命の学資保険①
住友生命の学資保険である「スミセイのすくすく保険」は、貯蓄型のプラント保障型のプランの両方が用意されています。
ただもともとの標準が保障型のプランでしたので、保障型のプランを「標準プラン」、貯蓄型のプランを「貯蓄プラン」というような名前で分けています。
この二つのプランの共通点は、満期が両方とも18歳時か22歳時であることです。
「スミセイのすくすく保険」の主な特徴は、支払いの満期をこちらで選択できるという点です。
例えば、18歳満期プランなら、通常の学資保険ですと18歳になるまで支払い続ける必要がありますが、この保険では「12歳」を払込満了期間に設定すると、支払いは12歳までで済み、満期保険金や祝い金は通常の金額と同額受け取ることができます。
これだけ聞くと、月々の負担が増える分だけ、マイナスであるように思われますが、12歳を払込満了にした場合は、18歳払い込み満了に設定したときより払込合計金額が安く済むのです。
月々の負担が多少増えても問題なく払える場合でしたら、払込満了期間を早めに設定することでよりお得になるということがこの学資保険の長所です。
具体的に言うと、2006年の時点でのパンフレットによると、貯蓄プランで0歳のときに契約した場合、払込満了期間を18歳に設定するより12歳に設定したときのほうがおよそ18万円安くなります。
また、12歳払い込み満了のプランのほかにも、15歳払い込み満了のプランや、22歳満期で18歳払い込み満了プランがあり、他の学資保険と比べても比較的自由度が高い学資保険と言えるでしょう。
保険会社の比較
こども保険を行っている保険会社には様々なものがあります。
また保険会社でも、様々なプランがあるので、一つに絞るにはなかなか苦労するのではないでしょうか。
このブログではこれから先、一つ一つの保険会社にスポットを当てて、その特徴を述べていきます。
中には似たような特徴をもつ保険会社などもあり、またそのプランに適するかどうかはさまざまですので、どの保険会社がいいか、といったランキングは作ることができません。
保険会社を100点満点で評価するような絶対評価はできません。
あくまで相対評価で判断するしかなく、また契約者の収入や子供の人数、子供に対する学資保険の金額の許容範囲、保障型の学資保険がいいか貯蓄型の学資保険がいいか、など家庭の事情によって様々な見方ができるので、偏差値をつけることもできません。
ランキングを作るとしたら、せいぜい契約者の人数や人気の高さ、資料請求の多さのランキングと言ったところでしょう。
この記事を書いている時点での学資保険(こども保険)の資料請求の多いトップ5の保険は、一位がアフラックの「かわいいこどもの保険」、二位がアリコの「アリコの学資積立プラン」、三位が三井住友海上きらめき生活の「三井住友海上のこども保険」、四位が損保ジャパンひまわり生命の「こどもプラン(ともだちクラブ)」、五位が太陽生命の「太陽生命のわくわくポッケ」となっています。
どの保険プランもそれぞれのウリがあり、それが自分たちの探している条件と合致した場合、またはそれに近い場合は検討することをお勧めします。
学資保険の賢い選び方①
以前は学資保険といえば郵便局の「かんぽ」が主体だったのですが、最近は様変わりしてきていて、様々な学資保険を多くの保険会社が販売するようになってきています。
それ自体は大変喜ばしいことなのですが、逆に言うと最適な学資保険を探すのに苦労する可能性も出てきているということでもあります。
様々な学資保険を比較・検討し、最も適した学資保険を選ぶこと(もしくは学資保険を利用しない)、この選択がとても重要なのは言うまでもありません。
では、どういった選び方をすればいいでしょうか。
まず第一に学資保険が本当に必要なのかどうかを検討することです。
例えば、教育費を十分にねん出できる収入や貯蓄がある場合は、学資保険を利用する必要はあまりないと言えるでしょう。
また、他の生命保険に入っていたりして、万一の場合にも備えている方にも学資保険はそれほど必要とは思えません。
次のステップとしては、保障型の学資保険にするか、貯蓄型の学資保険にするかということを比較することが肝要です。
この二つのタイプの学資保険についての比較は、以前のブログの記事を参考にしてください。
現在では貯蓄型の学資保険が人気と書きましたが、これも各家庭で有効かどうか差が出てくるのでよく比較するようにしましょう。
まずは、この二つのステップを大前提にして考えていきましょう。
どの学資保険も決して安易に選ばないことです。
しっかりと比較検討して選びましょう。
それが失敗しない学資保険選びの必要条件です。
学資保険の賢い選び方②
前回に続いて、学資保険の選び方についてお話ししたいと思います。
前回の記事の二つのステップを終えて、どのタイプの学資保険にするかを決めたとします。
次に決めることは満期保険金を受け取る時期を選ぶことです。
このステップについてですが、たいていの保険会社は満期保険金や祝い金の時期を設定していることがほとんどです。
ですので、この時期ほぼ自動的に決まってしまいます。
ほとんどの学資保険のプランは「17.18歳」の大学進学時か、「20.22歳」の自立時に設定されていることが多いようです。
特にもっとも多いのは「18歳満期」のプランのものです。
理由は、学費が最もかかるのが大学進学時だからです。
最近では「17歳満期」のプランも増えてきています。
誕生日が早生まれであったりすると、大学入学金を支払うときに満期保険金の支払いが間に合わないことがあるからです。
また満額保険金で一度に全額をもらうプランのほかに、小学校、中学校、高校入学時に、祝い金として分けてもらうプランもあります。
当然のことですが、満額保険金として一度にもらうプランが一番金額は高くなります。
最後に満期保険金の金額を設定します。
これは受取時期と違い、自分たちで設定できるプランもあります。
子供を私立大学に行かせたいか、国公立大学に行かせたいか、また、どういった教育を受けさせたいかなどでプランを考えましょう。
ただ、月々の支払いの額も考えなくてはいけません。
無理なプランを組んで途中解約になってしまっては元も子もありませんからね。
以上、ざっとポイントを書いてみました。
ぜひ、参考にしてみてください。
学資保険のデメリット
前回も書きました通り、学資保険には多くのメリットがあります。
でも学資保険もメリットだらけなわけではありません。
メリットと同時にデメリットも存在するのです。
ここではその一般的な学資保険のデメリットの主要なものを挙げたいと思います。
まずは前回も書きましたが元本割れの可能性があるということです。
学資保険は確かに貯蓄性が高い保険ですが、条件によっては元本割れすることもあるのです。
保険の内容や、加入時期が元本割れを引き起こすおもな条件になります。
保険の内容で言うと「保険料払い込み免除特約タイプ」の学資保険や、子供の医療、死亡保障がついているタイプの学資保険は必然的に元本割れしてしまいます。
学資保険を投資として考えているかたは、事前に返戻率が100%を超えるかどうか計算などもしておくことが必要です。
そうでないかたも、同じ条件の学資保険だったら返戻率が高いに越したことはありません。
必ず計算しておくようにしましょう。
もう一つのデメリットとして、将来の満期保険金が、契約時に確定していることが挙げられます。
もし、契約時の物価や教育費が、満期になったときに上がってしまっていたりすると、貨幣の価値の関係で教育費をまかなえない可能性もあるということです。
いずれの場合にしろ、安易に契約せずに学資保険をよく比較・検討して選ぶことが肝要になってきます。
特に前者は、返戻率の計算などでよく検討することが大事です。
計算だけだったら、難しいことはないのでよく保険会社・プランを考えてみましょう。
学資保険のメリット
各学資保険には当然メリットとデメリットがあります。
それを理解することが、学資保険の比較・検討には必要になってきます。
ですが、まずその前に、一般的な学資保険のメリット・デメリットについて述べておきましょう。
保険料払い込み免除特約の学資保険の最大のメリットは、契約者に万一のことがあった場合、それ以降の保険料の支払いが免除され、祝い金や満期保険料は満額受け取れることです。
つまり親が保険料を支払えなくなった場合(死亡・重度障害)に、その後の学費を満期保険料や祝い金である程度まかなえるということです。
学資保険に入っていなかった場合、そういったことが起きたときは親のその後の収入が望めなくなってしまう可能性もありますから、学費は経済的に大きな負担になりかねません。
現在は保険料払い込み免除特約タイプの学資保険がメジャーになってきています。
やはり万一のことを考えると・・・という点では大きなメリットになるのがこのタイプの学資保険だからでしょう。
また、被保険者がケガや病気で入院したときの医療保障や、死亡保障が受け取れるプランを持つ保険会社もあります。
ただこの場合は保険料が上乗せされる分、返戻率が100%を切ることがほとんどです。
子供の医療保障が必要かどうか?といったことを検討することが必要になってくるでしょう。
また、掛け金の安い共済などの保険でカバーすることが可能になる場合もありますのでやはり検討することが必要です。
郵便局学資保険(ゆうちょ学資保険)
郵便局も学資保険を行っています。
「かんぽの保険(簡易保険)」というものの中にある学資保険で、ゆうちょ学資保険とも呼ばれ、現在でも非常に人気のある学資保険の一つです。
郵貯学資保険の人気の理由として、昔から続いている学資保険なので加入者数が多いため、知名度が高いことや、民間の保険会社とは違いしつこい勧誘などがないことが挙げられます
(もちろん民間の保険会社のすべてがしつこい勧誘を行っているというわけではなく、一部の保険会社が勧誘の電話などを行っているということです)。
また、民営化されてからもその規模の大きさから、保険会社として破たんすることはないと思われます。
そういったところが加入者に安心感を与えるのでしょう。
郵便局の学資保険は保障型のプランの代表的なもので、契約者や被契約者に万一のことがあった場合の保障がしっかりしています。
その反面、教育資金つくりの面では元本割れの可能性も当然起こってきます。
ですので、教育資金の運用を重視するなら、別の学資保険(貯蓄型の学資保険などの返戻率が高い保険)を考えたほうがいいと思われます。
その保障の面ですが、育英年金付きの学資保険も用意されているので、なかなか充実しています。
もし契約者が死亡してしまったり、重度の障害などになった場合には、満期になるまでその後育英年金が支払われ続けます。
これは万一の場合ですが、そうなったときは、支払った保険料よりも、受け取れるお金の総額がはるかに増し、運用という面でも非常によくなります。
これは保障型の学資保険を比較する際には、大切な要素となります。
学資保険について
学資保険とはどういった保険なのでしょうか?
簡単に説明すると、学資保険とは、親が契約者となり、子供の将来の教育資金のために積み立てる保険ということです。
さまざまな学資保険がありますが、基本的には、15歳満期、18歳満期まで決められた保険料を支払えば、満期になった時点で満期保険金が受け取れます。
中には、保険料の支払いが終わる前に、契約者に万一のことがあれば、そのあとの保険料の支払いが免除され、満期保険料を全額受け取れるものや、子供に万一のことがあれば医療費や、死亡給付金がでる保険もあります。
これだけを聞くと、そういったオプションがたくさんついている学資保険のほうがお得に感じますが、必ずしもそれがいいとは限りません。
様々な要因がありますが、そういった学資保険は、満期給付金の額が低かったり、保険料の支払いが
高かったりするといったことが多々あります。
中には満期給付金の額が、支払った保険料の総額を下回ることもあります。
ですので、学資保険を選ぶ際には十分な比較検討が必要です。
子供の教育費について心配のあるかたは、学資保険を有効に利用するべきだと思います。
したがって、これからは学資保険の種類や学資保険の必要性、その選び方などについて述べていきたいと思います。
学資保険にかかる税金
実は、学資保険で得たお金には税金がかかります。
具体的に言うと、満期保険金と祝い金を受け取る際に税金として所得税がかかるのです。
これも考えようによっては、学資保険金のデメリットと言えるかもしれません。
普通に貯蓄していれば所得税はかかりませんからね。
また、この場合の所得税は一時所得というものなりますので、この際ですからしっかり覚えてしまいましょう。
一時所得とは、「総収入金額」から「収入を得るために支出した金額」と「特別控除額」の二つを引いた金額です。
以上の計算で求めた一時所得を半分にした部分が課税対象となります。
この課税対象になった部分が、通常の給与所得などの総所得金額に加わり、確定申告で納める税金の額の計算に関わってきます。
また「総収入金額」から「収入を得るために支出した金額」を引いた額(特別控除額)が、学資保険の場合ですと支払った保険料の値によって変わってきます。
支払った保険料が「50万円未満の場合・・・その金額」、「50万円を超える場合・・・50万円」となります。
つまり、満期額資金と支払った保険料からさらに最高50万円の特別控除が引かれた額が課税対象になるのですから、現在の利率の低さを考えると、実は一時所得に当たる部分の金額はマイナスになることが多く、一時所得0円となることが多いのです。
先ほど税金がかかることは学資保険のデメリットであると言いましたが、よっぽど大きな額を学資保険にかけない限り、そのデメリットは生じないわけです。
そういったことも学資保険を選ぶ際に計算しておくと、どの保険会社にするか比較するときの、一つのファクターにもなります。
学資保険の加入時期
ここでは学資保険に加入する時期について触れたいと思います。
まず学資保険に入る最適な時期について述べようと思いますが、結論から言うとできるだけ早く加入するのが理想です。
その理由として、加入時期が早ければ早いほど返戻率が高くなることが一つ。
また早く入れば月々の保険料の負担を軽減できるので、毎月の保険料の支払いが楽になるということもその要因の一つです。
現在では、なんと子供が生まれる前から加入できる学資保険もあります。
また実際の学資保険に加入している人の中では、0歳から学資保険に加入している人の割合が最も多いというデータもあります。
そうなると、子供が生まれてから学資保険について比較・検討するのでは、やや時期が遅れているといえます。
理想としては、子供が生まれる前に学資保険について学び、比較・検討し、加入するプランなどを決めて、実際に加入してしまうのが良いでしょう。
上に挙げたのはあくまで理想的なパターンですが、もし子供が生まれてから学資保険に加入するとした場合、何歳まで加入できるのでしょうか。
実は一般的に言える年齢制限というものはありません。
各保険会社やプランなどは様々ですので、一律に「何歳まで」といった規定がないのです。
大体の様子だと、子供の年齢が「0歳(もしくは生まれる前から)?15歳」までが学資保険の年齢制限のようですが、もちろん先の通り、保険会社やプランによって変わってきます。
ですので、学資保険に入ることを検討している場合は、プランを決めるときに年齢制限も確認することが必要です。
学資保険の必要性
学資保険は一概には必要だと言うことができません。
なぜかというと、学資保険にはさまざまなプランやタイプがありますが、どの家族にも必ず一つは合っているプランがあるとは限らないからです。
学資保険は、あくまで子どもの教育費を考える際に考えられるひとつの選択肢だということです。
時には他の選択肢(例えば貯蓄など)が有効である可能性も十分考えられます。
何度もお話しするようですが、学資保険の最大のメリットは契約者に万一のことがあった場合に、それ以降の保険料が免除され、満期保険金+祝い金が契約時と変わりなく受け取れることです。
しかし、そういうことは何も学資保険でなく、その他の生命保険が有効な場合もあるでしょう。
また、子供の死亡給付金についても同等のことが言えます。
というか、子供の医療保険について言えば、掛け金の安い共済などで十分な場合もあるでしょう。
育英年金も生命保険でカバーしきれてしまう場合も多々あることかと思います。
そういう考え方をすると、返戻率が100%を下回る保証型の学資保険には利点が少ないように感じられます。
近年ではそういった学資保険の新規契約者の数は大幅に減少しています。
逆に貯蓄性重視の学資保険は新規契約者を伸ばしています。
現在の利回りを考えると、学資保険に加入するのが当然だった利回りのよかった時代に比べ、学資保険の価値というものは下がっていると言えるでしょう。
その代わりに、貯蓄やその他の運用などを考えるのも選択肢として考慮することもできます。
学資保険と貯蓄
学資保険は貯蓄性の高い生命保険です。
では学資保険と貯蓄との差はいったいどういうところにあるのでしょうか。
以前にも述べましたが、貯蓄は親に万一のことがあった場合には、それ以上の積立が望めなくなることもあります。
しかし学資保険の場合は、貯蓄に加えて、親に万一のことがあった場合に、それ以上の保険料が免除され、満期保険金や祝い金を当初の契約通りに受け取ることができます。
これだけ聞くと「貯蓄するくらいなら、学資保険に入ったほうが絶対に得じゃないか」という考えになってしまいますが、やはり学資保険にもデメリットはあります。
貯蓄の場合は積み立てた金額は積み立てた分より下がることはありませんが、学資保険には元本割れの可能性があるのです。
元本割れとは、受け取る金額(満期保険金+祝い金)が支払った金額(保険料の総額)を下回ることをいいます。
つまり、契約者や被契約者(保障型の学資保険の場合)に保障が必要なかった場合(・・・もちろんそれが一番いいことなのですが)には、当然貯蓄のほうが金銭的にお得になります。
学資保険が貯蓄より有効性が高いのは、その貯蓄性より、生命保険としての機能を必要とする場合です。
ただ元本割れしない学資保険などもありますので、保障と貯蓄性の両方を得たい方は、そういった学資保険を選ぶのも良い手だと思われます。
貯蓄を選ぶか、学資保険を選ぶかは、それぞれの家庭の保障がすでに充実していて、投資的側面を目的とするか、もしくは、多少投資としては金額が落ちても、保障を充実させたいか、と言った点が主な要因になってくるでしょう。
保障型の学資保険
さて、前回に続いて学資保険の種類の話です。
前回は貯蓄型の学資保険について述べましたが、今回は保障型の学資保険について述べようと思います。
近年は貯蓄型の学資保険に人気が集中していますが、保障型の学資保険もうまく利用すれば、同等以上に効果があるものです。
保障型の学資保険とは、医療保障や死亡保障が付いている学資保険で、貯蓄型に比べると、はるかに保障が充実しています。
どういう保障があるか、具体的に言うと、まず保険契約者である親に万一のことがあった場合に育英年金というものが満期になるまで受け取れます。
育英年金とは、保険契約者である親に死亡保障が付いた学資保険と言えばわかりやすいでしょうか。
親に万一のことがあった場合に、満期になるまで育英費用として一定の年金が受け取れるというものです。
もう一度、保障型の学資保険の話に戻りましょう。
このタイプの学資保険の特徴として、他には、子供が怪我や病気で病院にかかるときや、死亡したときに保障が利くという点があります。
上に挙げた特徴は、もちろん保険会社やプランによって異なってきます。
ただデメリットとして、保障が充実している分だけ保険料が上乗せされて、元本割れすることがよくあるということが挙げられます。
ですので、他の生命保険などで死亡保障や医療保障がしっかりしている方には、余計な保険料がプラスされてしまい、経済的な負担になってしまうこともあります。
そこいら辺はやはりよく比較・検討することが必要になってくるでしょう。
学資保険の種類
学資保険は主に二種類のタイプに分けることができます。
貯蓄型の学資保険がそのうちの一つです。
貯蓄型の学資保険とは、教育資金の積み立てをメインに据えた学資保険で、医療保障や死亡保障などが付いていない、最もポピュラーでシンプルな学資保険です。
次回紹介する保障型学資保険に比べて、近年では圧倒的にこちらのほうに人気では軍配が上がります。
貯蓄型の学資保険の最大のメリットは、支払った保険料の合計よりも、満期保険金と祝い金の和の額が多いことです。
また、保険料払い込み免除条項付きと言って、契約者に万一のことがあった場合、それ以降の保険料が免除され、満期保険金と祝い金も、契約時の内容どおり受け取ることができるので、人気があるのもうなずけます。
ただ、やはりデメリットもあります。
それは、死亡保険金や育英年金がでないこと・子供の医療保障がないので、入院・通院給付金がでないということです。
それに、もしも子供が死亡した場合、受け取れるのは、それまで支払った保険料に相当する額になります。
ここで注意しておきたいのは、支払った保険料が全額返ってくるとはかぎらないことです。
そういった点からすると、このタイプの保険は、他の生命保険で医療保障や死亡保障を親子ともにされている方や、教育資金を確実に積み立てていきたいかたにおススメです。
また返戻率が100%を超えるプランを選べば資産の投資としても活用できます。
とてもベーシックで合理的なタイプの学資保険と言えるでしょう。